バカな男の思い違い
バカな男は言う、女には被姦願望があると。
バカな男は言う、口ではイヤだと言っても本当は喜んでいると。
何故、こんな勘違いをするのか?
男の言い分はこうである。
だって同じ行為をして本当に喜ぶ女がいる。妻や恋人はそうだ。
同じことをしてるんだから、他の女も喜ぶに違いない。
訴えられ、裁判にかけられても理解できない。
何故なんだ。同じことをしたのに。
生殖行為は本能的に喜びを伴う。
しかし、オスが自分の遺伝子を外に出して、メスが受胎するシステムで
あるが故に、生殖行為の目的は同じでも、意味合いが異なる。
オスはできるだけ多くのメスに対して、自分の遺伝子をばらまきたい。
メスは違う。
オスの遺伝子を受け取り、自分の遺伝子と合体させ、体内で育てる。
オスには、優れた遺伝子を持つものもいれば、そうでないものもいる。
自分の遺伝子を残すためには、出来るだけ優秀なオスの遺伝子を 手に
入れる必要がある。
メスは、一度受胎すると一定期間は次の受胎が不可能になる。
寿命が尽きるまでに受胎できる回数も限りがある。
劣っているオスの子を宿している暇はない。
そんな受精は絶対、避けなければならない。
望む性行為には快楽が伴うが、そうでない行為は本能的に強い恐怖を伴う。
このことを、男は頭では理解しても、根本のところでは絶対に理解できない。
だから、思う。
この手の犯罪の裁判では、裁判官、検事、弁護士、裁判員、
全て女性にすべきだと。