単独(ひとり)で事故れ!

エレベータでのマナー

住んでいるマンションでエレベータに乗る。他の住人と同じタイミングになる。

カゴが降りてきて、ドアが開く。

その住人はにこやかに、「お先にどうぞ」と言い、先に中に入る様、促す。

 

それってどうよ?

 

確かにマナー本では「上司やお客様と乗る時は先に乗ってもらう」とあるが、

それは、上司や客はその立場上、何もしない、ということが前提のマナー。

開いたドアを外から押さえた状態で上司や客を奥に入れ、その後、自分が中に

入ってボタン操作をする。

これは正しい。

 

しかし!

 

マンションの住民の間に通常上下関係はない。

先に入った住民が何もしない訳がない。

入るとすぐに中の「開」ボタンを押し、他の人が乗るのを待つ。

さらに後から乗った人に「何階ですか?」と聞き、そのボタンを押す。

 

そう! 先に乗った人はエレベーターボーイ/ガールの役目をすることになる。

「お先にどうぞ」は「お前、エレベータボーイをやれ」と言っているのと同じ。

 

逆の立場になってみればすぐ判る。

 

本当のマナーについてもっと考えよう。